9/15絶対に行きたかったお寺、大雲山龍安寺に向かった。世界遺産に登録された龍安寺の石庭がどうしても見たかった。
全部で15個の石が配置されている。どの角度から見ても必ず14個しか石が見えない(1つ欠ける)という不思議な造りになっていると学んでいたが、これまで訪問する機会がなく見ることができなかった。
これがその枯山水の石庭だ。上から見ると石の数は15個、確かに15個あった。しかしこれを平面14個でとらえるよう作られている石庭、このように記されている。不思議な庭だ。
室町時代細川勝元が譲り受け禅寺として今に続いている。京都の雅とは違う侘び寂びを感じる枯山水は見事なものだった。
枯山水、息をのむ美しさ。
襖絵の龍、怖いくらいに迫力がある。
一つ一つの鱗、言葉が出ない。技術的なものもだがやはり歴史的な年輪を感じる。写真撮影できて本当に嬉しい。
この写真を写した時、ひときわ感動した。
なんて表現したらいいがわからないが、ああ、ここに来ることができたという達成感を感じた。
石庭はもちろんだが周りの環境に目を奪われる。これは池を写した写真だ。
白い雲と青い空、黄緑の広葉樹と幹の太い緑の樹々の枝振が池に映り込む。それは素晴らしいものだった。
我が家の三重、奈良、京都の神社仏閣巡りはこれで終わりだ。還暦過ぎた私が日本の伝統に触れることができた。この時期にこのような機会を与えてもらえるとは考えていなかった。
三重、奈良、京都は素晴らしいところです。