昨夜息子が後期課題のコンセプトを確認してほしいと素案を持ってきた。10/11の授業に提出するとのことだった。
年明け完成を目指す縦6m横12mのジオラマ作り
約1時間久しぶりの家族会議となった。
ジオラマのテーマはポップアップストアだ。SDGsがポイントらしい。
息子の作品のテーマ、それはボストン美術館展から学んだ海外向けジャパンアートポップアップストア
担当教授へのデモンストレーションの前の事前練習だそうだ。
こんな感じの組み立てだった。
「課題のコンセプト」
※海外に向けて日本が発信する伝統美/世界が日本をどう見ているのかを分析した徹底的な和空間を作り上げる。
※侘び寂びとチカラの融合、違う二極化した日本の伝統文化を同じ空間で表す。
※SDGsと積極的に関わる。
「背景」ボストン美術館展
2022.7月から10月、東京都美術館で開催されたボストン美術館展の日本の伝統的作品、特に浮世絵や平安絵巻の色遣いに感銘を受けた。色遣い、それは九谷五彩にほかならなかった。
「九谷五彩とは」
江戸初期に誕生したとされる九谷焼は「九谷五彩」(緑、黄、紫、紺青、赤)と呼ばれる鮮やかな色彩を特徴とする。
さらに、これら日本の時代絵巻は戦争を経て所有権がボストン美術館、つまりアメリカにある。
ボストン美術館展で展示された日本を代表する2本の絵巻は、それぞれ特徴を持つ上級貴族の日々の生活が描かれている。まさに海外から日本伝統美を見た展示会であった。
日本=刀、浮世絵、壺や青磁陶器は勝者が持つ(強)のイメージだった。
侘び寂びを慈しむ静なる日本伝統、実は海外では真逆、チカラの伝統美として称賛されていた。
壺や花瓶などの陶器=九谷焼は貴族や武士のチカラを表すものと位置づけられていた。
息子は、今回、侘び寂びとチカラ、逆文化のギャップをジャパンアートとして今回の課題のポップアップストアに落とし込むらしい。
この写真は臨春閣見学の時のもの。ジオラマの器は臨春閣にするらしい。
2階建の現存する臨春閣を3階建とし、臨春閣版の建築に1階は九谷五彩を表す九谷焼の和食器や壺花瓶の販売ショップ。
2階はボストン美術館所有の日本の二大平安絵巻《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》と《吉備大臣入唐絵巻》の浮世絵を壁面に施し名刀をはじめとする巻物や刀剣の販売ショップ
3階は千利休をイメージする茶の湯書院造りを憩いの間として制作、未来を担う子供達へのワークショップを展開する。
(あの、、、😅詳細概要はわからないが、これって私が君を2つの展覧会に連れていって、帰りがけのマックを食べた時に雑談で話した言葉じゃなかったかな🤔チカラって何と聞かれたときに「外国人と日本人の日本伝統の捉え方が違うね」と答えた記憶がある、、、🤣)
入館料やカタログ購入費は無駄にしていないみたいだから、まっいいか。
ちなみに浮世絵はこの販売カタログの絵巻、浮世絵を壁面ジオラマにするそうだ。
(日テレが協賛した東京都美術館の取材写真、ボストン美術館展HPから抜粋)
それにしてもここまで展覧会の展示物を具体化したのはすごいなぁ😍息子は回りの仲間のジオラマはシャネルやGUCCI、NIKEなどのポップアップストアだから自分は違う真似できない自分にしかできないものを選んだと言っていた。
確かに、美術館展を観ていなければできないよねー🤭と家族大笑い❣️
四流大学のデザインはここまでやるんだ👏
さて、娘は娘で今朝5時、アレックスで大学に向かった。ラクロス部活だ。弁当を作れと言われたのでおにぎりと卵焼きとウインナーを焼いて持たせた。もうすぐ息子がハーレーで大学に向かう。
10/11朝焼けが美しい。
光のパワーを感じる。
皆、頑張れ👍
さぁ、私もやるぞ😊この子供達に負けてはいられない。