今週のお題「好きな街」
今日は好きな街横浜、私が好きなところを書いてみる。
まずはユーミンの「海を見ていた午後」のモデルの根岸のドルフィンだ。
あなたを思い出す この店に来るたび
坂を上って きょうもひとり来てしまった
山手のドルフィンは 静かなレストラン
晴れた午後には 遠く三浦岬も見える
ソーダ水の中を 貨物船がとおる
小さなアワも恋のように消えていった
30年前、根岸駅から坂を登ってドルフィンに行った。ソーダ水を注文したかどうかは覚えていない。だが、ユーミンファンの私にとっては一生に一度の思い出。当時の彼氏とドルフィンで海を見た。三浦岬が確かに見えた。
今もまだ窓から海が見えるのかわからない。
ドルフィンはこの1回きりだ。今は子供達とサイゼリヤが定番になってしまった。もう行きたいとは思わないドルフィン、思い出のまましまっておきたい。
次に横浜が好きな理由、横浜は正反対のものが隣り合わせになっている街。 これが微妙に面白い。
例えば、、、、横浜に住んで20年が過ぎたが、
海と山が隣り合わせ。
田舎と都会が隣り合わせ。
豪華客船の横浜港と昔の赤線宿前の屋形船の黄金町、金満と貧困が隣り合わせ。
米軍基地と自衛隊基地が隣り合わせ。
市場の三崎マグロと葉山牛が隣り合わせ。
正反対なものが隣り合わせになっている。
神奈川県の県庁所在地である横浜、おしゃれな町だが、裏には黄金町、長者町の貧民窟
今でこそだが、私達の年代の黄金町は絶対に子供が1人では歩いてはならない危ない町の筆頭格だった。
山といえば栄区に横浜最高峰の標高156mの大丸山がある。地図はこれだけだが実際は横浜は山だらけだ。あちこち坂道だらけ。平地が少ない。千葉や東京とは全く違う。埼玉の山奥と同じイメージだ。
自宅前もこんな坂だ。虫だらけ、ヤモリやカメムシ、足長バチやスズメバチのオンパレードだ。
しかも目の前は森だ。
のどかが自慢の我が家、早朝からウグイスやメジロやホトトギスが鳴く。キャンプ場と風景は対して変わらない。
ところが、我が家から車で15分走るとみなとみらいだ。
みなとみらいは海、山下公園、横浜港が美しい。神奈川県が誇る県庁所在地横浜市、日本有数の国際都市だ。
みなとみらいをスケッチした風景画、国際会議が開かれ海外の要人が招かれる。
要人が宿泊するインターコンチネンタルホテルは向かって右の半円の建物だ。
横浜港の停泊中の小型船舶を描いたもの、リゾート地の逗子マリーナや江ノ島とはまた違う風景がある。
海を見ていたユーミンの時代からこんな風景をみて還暦を横浜で迎えた私。
外人墓地の異国情緒にはまりキタムラのバッグを持ちミハマの靴を履きハマトラで身を包んでいた私。
日々の暮らしとハマトラを気取っていた昔の私、この歴史が横浜に残っている。だから好きな街の一番にあがる。
他の街を歩いてみたい。横浜とどこが違うか感じてみたい、、、。