1992の菊花賞、当時キョウエイボーガンはミホノブルボンの3冠を『妨害』したくだらない馬として揶揄された。
30年前、私が30才になったばかりだった。まだ独身の私は馬が恋人、、、。馬にのめり込んでいた。もちろんこの菊花賞は思い出深い。
ミホノブルボンは逃げ馬、距離適正は1600のマイラー。このミホノブルボンを差し切って勝利したのが私の大好きだったライスシャワーだ。ライスシャワーは長距離血統、ステイヤーだ。
本来ならは、ミホノブルボンとライスシャワーの戦いであるにも関わらず、もう一頭、悪役扱いされた馬がいた。いきなり 逃げまくりミホノブルボンを逃げさせなかったキョウエイボーガンだ。
さらに、小さな体で走るキョウエイボーガンは力尽き16着で惨敗。
なんでライスシャワーが、、、⁉️
ふざけるな❗️キョウエイボーガン、、、⁉️
競馬場はこんな感じだった。
そもそもがキョウエイボーガンは自分の競馬をしただけでブルボンを潰そうとしたわけではないと思う。
明らかなマイラー血統だったブルボンは逃げても折り合いが付かなかったかもしれないし、相手は最強ステイヤーのライスシャワー。
今にして思えば、キョウエイボーガンがいなくてもブルボンは勝てなかったかもしれない。
今朝のニュースでキョウエイボーガンの死を知った。
ボーガン?君はくだらない馬じゃないよ?
あの時の皆はどうかしていたんだよ。
ようやく天国でブルボンとライスと3頭でこの菊花賞の思い出を語り合えるかしら。
菊の花を咲かせているのは本当は誰?とか話が弾んでいるのではないだろうか。
33才天寿を全うしたキョウエイボーガン、お疲れさまでした。安らかにお眠り下さい。
マチカネタンホイザにもよろしくお伝え下さい。合掌