息子が部活を終え帰宅、玄関のドアを開けた。
「ただいま〜」👦
思わず「おかえり〜、アートクラブグランプリ入選だって^_^。おめでとう〜」👱♀️
と出迎えた。
😳👦😧🙃🙄息子は、こんな顔をしていた。
頭にアートクラブグランプリがなかったみたい、、、。
というのも11/4漢検がある。
この漢検は息子にとっては重い十字架。
中学卒業までに3級合格しなければ相模高校には上がれないという最後の課題。
2回目?ん?3回目?の検定か?
また、次にメインイベント11/8から修学旅行、広島と京都がある。お小遣い1万円では足りないから2万円よこせ、、、と昨日も必死に絡みついていた。
「💬💬💬えー、アートクラブグランプリ、今日発表か㊗️㊗️🙀🙀😯
はじめ、大阪行けるの?㊗️㊗️㊗️😮😯😳🙀」
と昨年の入選、入賞までの経緯を忘れた言葉が彼から飛び出した。
しばらくして、昨年の入選、全国3位入賞の記憶が蘇ったようで、
そうだよね〜🤗
頑張って3年間で何十枚も絵を描いてきたものね。
私も息子の頭を思い切りクシャクシャに撫でてやった。
息子は、全国アートクラブグランプリを自分など太刀打ちできないレベルを持つコンクールと位置付けし、崇高崇拝してきた。
「ただ上手く描けばいいというコンクールではない。だから難しいんだ。」
始終これを口にしている。
私はこのアートクラブグランプリACGPをこう理解している。
➖今しか描けない絵を描いて欲しい➖
神奈川県には美術コースをもつ公立高校が数校ある。この高校美術コースは芸大やら多摩美大、武蔵美、女子美を目指すものだが、この学校を受験する中学生は、受験のための美術予備校で絵を学ぶ。当然このアートクラブグランプリ=ACGP上位入賞のレベルだ。
しかしながらこの美術コースを目指す子供さんたちは入選入賞に入らない。
なぜか?
美術コースを目指す子供さんの絵にはプロの大人の手が入る。
大人の手が入るものは、上手くてきれいで素敵なのは当たり前。
これではダメと厳しく示しているのがACGP。
私はそうこの3年間で感じた。
下手でもいい。自分の力で思いっきり今あるものを限界まで出してごらん?
こういうコンセプトだから、受験用のテクニックで短時間に仕上げる訓練をされている子供さんにはACGPは向かない。
何を描きたいのか、この画題がきっちりとインプットされていない子供は何を描けばいいのか迷い筆が入らなくなるため、絵が描けなくなる。
これまでにない絵画コンクールと私は思う。
私達家族はこのACGPに励まされた、息子は3年間をこのACGPに照準合わせて過ごしてきた。
インプットとアウトプットの大切さを教えてくれるACGP。
息子をここまでにしてくれて本当にありがとうございました。